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視力回復の方法と近視改善ルームTOP > 視力矯正と手術について > 眼科の通電治療とは?
眼科の通電治療は、目に電流を流す視力回復の方法です。
視力の矯正でも手術でもありませんが、視力回復トレーニングというわけでもありません。眼科ということで、取り合えず視力矯正のグループに入れています。
通常、眼科というと、すぐにメガネを勧めてくるものですが、なかには視力を回復させるための目の電気治療を行なっているクリニックもあります。まだ全国では小数ですが、今後広まっていくものと思われます。
眼科の通電療法は、目の周囲に電気を流すことによって、視力を回復させようという治療法です。これは眼科に限ったことではなく、いろいろな医療分野で活用されています。
電気を通すと、筋肉のコリがほぐれ、血行がよくなります。
目のなかには、外眼筋、毛様体筋、虹彩筋という三つの筋肉があります。眼科の電気治療を行なうと、この三つの筋肉の緊張がほぐれてきます。眼球は手でマッサージするわけにはいきませんから、こういった電気や熱によって、間接的にほぐすしかないのです。
近視という屈折異常は、初期の段階の場合、毛様体筋の緊張が視力低下の原因です。とくに子供の仮性近視の場合はそうです。こういった近眼に対して、眼科の通電治療を行なうと、毛様体筋の凝りがほぐれて、視力回復する可能性があります。
目の電気治療を行なうと、網膜の血行も良くなります。
パソコン作業などをしていると、強い光を見続けるために、視細胞にある視物質・ロドプシンの分解ばかりが進んで、再合成が追いつかなくなります。その結果、目がチカチカするということになるわけです。
眼科の通電治療を行なうと、網膜の血行をよくするので、ロドプシンの再合成が活発になり、眼精疲労の予防・改善効果が期待できます。
眼科の電気治療は、全国ではごくわずかですが、眼精疲労外来という名目なら、実施している施設はけっこうあります。まずは、お近くの眼科に問い合わせてみることをオススメします。
眼科の通電治療では、まずスタッフが二本の電極棒を使って、患者さんの目の周囲を周回します。このとき患者さんは、手を湿らせてアース棒を握ります。これによって電気が逃れるしくみです。
スタッフは電極棒を使って、目のまわりを周回させていきますが、ここは東洋医学でいう目のツボの位置にあたります。眼球自体に電気を直接流すのではなく、目の周りのツボに押し当てるわけです。
この原理からすれば、眼科の通電治療は、目のツボ指圧と同様の効果なのかもしれません。視力回復のツボ指圧は、別ページでも解説しているように、自宅でも自力でできます。目のツボ押しは、血行を良くしたり、自律神経経由で指令を送ったりします。いっぽう目の電気療法は、電気を患部に直接流して、治療効果を上げようというものです。
眼科の通電治療は、健康保険が利きません。
全額自費診療になります。眼科のクリニックによっても異なりますが、だいたい1回の診療につき1000円程度になります。べつに毎日、眼科治療が必要なのではなく、週1回とか週2回というレベルでも、十分治療効果は上がるそうです。
人によっては、数ヶ月に1回、半年に1回ということもあるようです。
一般的には、子供のほうが水分が多いために、電気が流れやすく、視力アップ効果が高いと言われています。
しかし、必ず子供の視力が回復するという保証はありません。
まったく効果のない子供もいれば、高齢にもかかわらず、急速に視力が改善していく人もいるようです。