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運動と脳を考えよう |
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運動と脳
運動は筋肉を鍛え、血圧を下げ、血糖値を下げ、骨を丈夫にします。
こういった身体的な側面だけでなく、運動をすることによって、脳にいい影響があると言われています。
ふつうに考えても、運動をした後は、爽快感があります。ストレスの解消になります。
昔、古代ギリシャ時代、アリストテレスは歩きながら思索したり、弟子たちと論議したそうです。なにか、考えに行き詰ったとき、歩いているうちに、考えがまとまり、いいアイデアが浮かんだ、というのはよくあることです。
反対に運動のやりすぎは、とてもつらく、疲労も激しいものです。心と体はとても密接につながっているのです。「精神身体医学」という分野もあります。
心と体は切り離して考えるものではなく、根底ではつながっていると考えるべきでしょう。心や脳が体を強くし、体が心や脳を活性化する・・・ということです。
■脳内の三つの性質
脳内の神経伝達物質として、ノルアドレナリン、ドーパミン、セロトニンがあります。
ノルアドレナリンは情動やパニック状態に関係します。ドーパミンはその反対に、抑うつ状態に関係します。セロトニンはその中間で、安定した精神状態に関係します。
このなかで、どれがいい物質かというと、もちろんセロトニンです。
このセロトニンが脳内で作られると、脳の回転も速くなり、落ち着いた判断ができるというのです。
トリプトファンをとるようにすると、セロトニンに変わるのでよい、ともいわれています。牛乳にトリプトファンは含まれています。
■運動がセロトニンを活性化
運動はセロトニン作動性ニューロンを活性化するといわれています。
そのため、ウォーキングをすると、爽快になり、視界が明瞭な感じになり、頭脳が活性化されるのです。もちろん、脳全体の血行がよくなって、活性化したわけです。
さらに規則的で単調な動きを続けると、セロトニン作動性ニューロンが活性化します。
ウォーキングやジョギング、運動器具で言えば、ステッパー、エアロバイクなどもそうです。そういった単調な運動が脳を刺激するといわれています。
筋力トレーニングはどちらかといえば、それらよりも短時間で完結しますが、「単調」という点で言えば、セロトニンを活性化できるのかもしれません。
■腹式呼吸も脳によい
単調な動きと言う点では、腹式呼吸も脳によく、セロトニン作動性ニューロンを活性化させます。
やってみるとわかりますが、とても落ち着き、すっきりします。
詳細は、また別ページでくわしく書こうとおもいますが、簡単なやり方を述べます。
まず、仰向けにゆったりと寝ます。お腹を意識し、まずお腹をへこませながら息をはききります。
そして、自然にお腹がふくらむにまかせながら、息を吸い込みます。
このとき、5秒ですったのなら、次は10秒程度で息を吐きます。このときお腹をへこませながら、息を吐いていきます。これを繰り返します。
感覚がつかみにくい場合は、片手をお腹にあてて、動きを実感するといいと思います。
もちろん、脳は読書したり、よく思索したりすることがもっとも鍛えることになります。
そのうえで、こういった腹式呼吸や運動は、それをより効率的に行えるようにする土台のようなもの、といえます。
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