ストレッチ |
ストレッチと健康 |
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柔軟体操といえば、反動をつけて後ろから押してもらうというのを想像する人もいるでしょう。 これも実は立派な方法。静止して行うストレッチも反動をつける方法も、どちらも一長一短があります。 静止する方法は筋肉を傷める危険は少ない代わりに、実際の動きが伴わないために筋温が上がり づらいということがあります。スポーツの動きに直結しないということもあります。 反動をつける方法は、すぐに筋温が上昇しウォーミングアップ効果が高いです。スポーツ時の動きに応用が利きやすいといえます。しかし、無理に伸ばすと筋繊維を痛めてしまうということに・・・。 そうなると無理をすればするほど、体が硬くなっていきます。昔はよく、こういった間違った柔軟体操が公然と行われていました。 さすがに今はあまりないでしょうが、こういうことがあったからか、反動をつける柔軟そのものを否定 する人がいます。それは間違いです。無理をしなければ、とても有効な方法なのです。 大切なことは、この2つの長所をうまく取り入れることです。 でも、これはスポーツに焦点を当てた場合。健康法として行う場合は、静止したタイプの「ストレッチ」がオススメです。ストレッチのときは呼吸を止めないように気をつけましょう。 スポンサード リンク
体が温まっているときに行うと、効果がアップします。運動して体が暖まったあととか、風呂上りなど。ストレッチの効用には以下のようなものがあります。 ●筋肉が柔軟になり、筋肉のケアができる 普通に生活しているだけでは、筋肉は硬くなってしまうもの。これをストレッチで伸ばしてやれば、筋肉は弾力に富んだものになります。 ストレッチは、年齢とともに生じてくる関節の不具合を予防・改善する効果も。 筋肉が堅いと、ちょっと力がかかったときに切れてしまう危険もあります。しかし、ストレッチで弾力を つけておけば、歳をとっても安心です。 よくテレビで膝関節にはヒアルロン酸がいい、というのがありますが、実はストレッチも効果的。 スポーツにおいては、怪我の危険が少なくなります。ですから運動前にストレッチを行うことが大切。 ジョギングのときはウォーキングと違って、一旦体が宙に浮き、片足で着地します。そのため体重の 3〜5倍もの衝撃が跳ね返ってくるといわれています。とくに下腿部は要注意。 ですから、ジョギング前にはアキレス腱や足首、膝などを入念にストレッチすべきです。 スポーツのあとに行えば、筋肉をほぐすことができます。 激しく運動したあとというのは、筋肉が硬くなっています。このときにストレッチを行えば、筋肉を軟らかくほぐすことができます。そうすればその日のうちに、筋肉の疲れを取ることができ、翌日に筋肉痛が起きにくくなります。 ●スポーツのパフォーマンスの向上 スポーツをしている人は、日頃からストレッチを練習に取り入れることで、関節の可動範囲が広がり ます。そうなると、体の動きがスムーズになり、思ったようなプレーができるようになるのです。 空手でいえば、高い華麗な蹴りはストレッチなくしてはありえません。 ●血行を促進 ストレッチをすると、全身の血行がよくなるので、免疫力を高める効果もあります。 血行がよくなるということは、疲労物質をすみやかに心臓のほうに運び去ってくれるということ。 よって1日の終わりに、寝る前にストレッチをすれば、その日の疲れを取る効果があります。新陳代謝も活発になるので、ダイエット中の人もストレッチを取り入れれば、かならずプラスになることでしょう。 ●ストレスの解消効果 体と心は密接にかかわっています。精神的な緊張をほぐすには、体の緊張をほぐすと効果的。 ストレッチはまさにピッタリ。1日の最後に凝り固まった筋肉をほぐせば、気持ちもリラックスしてきて、ストレスの解消に役立ちます。 ストレッチには交感神経を抑え、副交感神経を優位にできる効果があるので、リラックスし、気分が 落ち着いてきます。睡眠前に行う習慣をつけると、よく眠れるようになります。そうなれば、爽やかな朝が約束され、はつらつと1日をスタートできることに。 ◆ストレッチのやりかた □まず、体をできるだけ温まった状態にします。(軽い運動や入浴後) □体の余分な力を抜き、リラックスします。 □反動をつけないで、ゆっくりと筋肉や腱を伸ばしていきます。心地よい緊張が感じられるあたりで 静止。(15秒〜30秒) □静止しているときは、呼吸を止めないように注意してください。いつも通りに自然呼吸で。 □いま伸ばしている筋肉に意識を集中します。 □15秒ほどたったら、ゆっくりと元に戻します。これを2〜3セット繰り返します。 □一部の筋肉だけでなく、全身をバランスよくストレッチするようにしましょう。 ストレッチはその場で、簡単にできる健康法です。毎日続けることで血行がよくなり、関節の不具合もよくなってきます。 いつまでも若々しくありたいなら、ストレッチで筋肉を柔軟にすることをオススメします。 スポンサード リンク
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