不眠症の対策方法と、睡眠薬の副作用や危険性を解説しています。
不眠症対策〜寝付けない夜にTOP > 不眠解消の方法とは? > 不眠症グッズを活用する
不眠症グッズが店頭で、またインターネット上で販売されています。
たとえば安眠枕、マットレス、布団、快眠CD、アロマテラピー、目覚まし時計、安眠サプリメント、入浴剤、アイマスク、アイピロー、耳栓などがあります。
不眠のグッズやアイテムを使用すると、不眠症の悩みがすべて解決するような期待を持ちがちですが、そうではありません。不眠症のグッズは、あくまで眠る環境を整えるためのものです。今よりは眠りやすくなる、という程度といえます。
不眠症グッズの上手な活用法は、まずお金のかからない一般的な不眠症対策を実行して、その総仕上げとして活用するとよいと思います。やるだけはやった、というところまで実践して、はじめて意味をなすものです。
不眠症グッズによって、重度の不眠が治る可能性は低いといえますが、体にやさしい寝具を使うことにはメリットがあります。朝起きたときに首筋や背骨、腰などが痛むという場合、枕やマットレスに原因があるかもしれません。枕の形状、マットレスの硬さなどなど。こういったケースでは、不眠症グッズを活用することで、眠りが深くなることが期待できます。
とはいっても寝付けないという不眠症が、グッズによって解決するわけではありません。もともと眠れている人の眠りが深くなる程度です。
そうはいっても、なかには寝付けるようになる可能性がある不眠症グッズも存在します。ただし安眠枕やマットレスなどのように「グッズ」というイメージではありませんが・・・。たとえば、よい香りや暗示のCDです。
不眠症グッズのなかで、不眠症対策に効果があると思われるのは、アロマテラピーです。とくにラベンダーの香りは、大脳辺縁系に作用し、ノンレム睡眠を深くするといわれています。ティッシュに数滴染み込ませて、枕元においておくだけで、スムーズに寝付ける可能性があります。最近では、ラベンダーの香りが含有されている安眠枕も売られているようです。
不眠症グッズには、安眠CDもあります。
これには、効果がある人とそうでない人に分かれます。市販されている快眠CDは、ほとんど不眠症の解消には効果がないようです。なかには、ただ耳障りなだけという安眠CDもあります。
インターネット上には、 暗示の言葉を収録した不眠症グッズも販売されています。これは例外的に、寝つける可能性が期待できます。横になってリラックスして受け入れる言葉というのは、潜在意識に直接入ってきます。そのため不眠症で悩んでいる人でも、安らかに寝付ける可能性があります。
不眠症グッズというより、気持ちよく目覚めるアイテムなら、いくつかあります。起床時間に近づくにつれて、だんだん明るくなってくる目覚まし時計。これなどは、睡眠ホルモンのメラトニンの分泌に影響を与えるので、気持ちよく目覚めることができます。人は光を浴びると、メラトニンの分泌がストップするからです。
そのほか、スリープトラッカーという腕時計型の目覚まし時計は、もっとも浅い眠りの時間帯を検知して起こしてくれます。人は深い眠りで起こされると頭がボーッとしますが、浅い段階で起こされると、気持ちよく起床できるのです。