不眠症を治す秘訣とは？

不眠症を治す秘訣とは何でしょうか？

まず不眠症とは、言い換えると「自分が思ったように眠れない」という状態です。これには寝付けないという悩みのほかに、夜中に目覚めてしまう、早朝に起きてしまう、熟睡感が得られないといったことも、不眠症の仲間になります。

人は眠ることによって、心身を休め、疲労を回復させています。
また傷んだ細胞を修復したり、体を作ったり、脂肪を燃焼させたりと、いろいろな仕事を寝ている間にしているのです。つまり睡眠は、人が生きていくうえで欠かすことの出来ない重要な時間帯といえます。

不眠症の辛さは、心身の警告

もし眠らなくても翌日に眠気とか疲労がなければ、人は不眠症で悩むことはないのかもしれません。寝付けないとき、眠気や疲労があるということは、体や脳が「睡眠を取るように！」と警告を発しているのかもしれません。これは怪我をすると、「赤い」血が出るように、私たちに教えてくれていると考えられます。

睡眠不足によって眠気や疲れが出ているということは、心身が眠りを取るように、警告しているわけです。不眠症を治すことは、健康を守るうえで大切なことです。もし少々の寝不足くらいなら大丈夫と、慢性的に寝不足が続くと、体や脳に負担がかかり、将来重大な病気の引き金になるかもしれません。

このように不眠症を治すということは、生活に眠気や疲労をなくすだけではなく、心身の健康を維持していくために必要なことです。早急に不眠症対策を練る必要があります。

不眠症を治す場合、まずはこの「緊急性」を持ちましょう。
意識で我慢していても、脳や体には相当な負担が掛かっているのです。眠気や疲れは、心身が発している「無言のシグナル」だからです。血がだらだら流れているのを見て、そのままにしておく人はいませんよね？そんなことをすれば、一歩間違えれば命にかかわります。

この緊急性を自覚すれば、なんとかしなければという思いになります。

不眠症を治すのは、自分の知恵

じつは不眠症を治す秘訣とは、自分で見つけるしかないのです。
市販の本に書いてあることを実践して眠れるようになるのは、よほど軽い不眠の人です。眠りや脳に関しては、まだまだ解明されていないことが多く、不眠症を治す方法は確立されていないというのが現状です。

睡眠薬は一見、不眠症を治す方法のように思えますが、そうではありません。
ハルシオンやアモバン、マイスリーなどの不眠薬は、じつは対症療法です。脳を強制的に鎮静化させているだけです。そのため依存症に陥り、手放せなくなる危険性を秘めています。そのほか夢遊病の症状や、健忘（物忘れ）、翌日の眠気やふらつき（持ち越し効果）といった睡眠薬の副作用もあります。一生、睡眠薬を服用したいという人はいませんよね？

ならば自分の力によって、眠れるようになる方法を探ることです。
これは前述したように、自分にしか分かりません。たとえば、あの悩みが眠りをさまたげているといったことは、本人にしか分からないことです。

それでは、どのようにして自分自身の力で、不眠症を治すのでしょうか？
それは自分に問いかけてみることです。「不眠症の原因は何か？」「不眠症を治すには、どうしたらいいか？」と。

そうすると脳はフル回転を始めて、寝れない原因を無意識下でさぐり始めます。
すると、あるときパッとひらめくのです。ああ、あれが寝付けない原因なのかと。そのほか、あの食材を食べてみようとか、あの人に相談してみよう、とかヒントや解決法が浮かびます。それこそが、あなたの不眠症対策になります。

不眠症を治すのは、もちろん方法論から入って、運動や食事、生活リズムを改善することも大事です。しかし、それは前述したように、あまり効果がないことが多いのです。不眠の症状が強い人は、自分に問いかけることによって、あなたに最も合った不眠症解消法を見つけましょう。