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不眠にハーブが役立つ

 

不眠にハーブは、とても役立ちます。

ハーブとはイギリス英語で草を意味します。
その起源は古く、科学が発達する前から、経験としてハーブの有効性は認められていました。

現代ではファイトケミカルとして、植物の成分に健康増進効果があることが知られていますが、ハーブには、これに通ずるものがあります。漢方もそうですが、植物は人の病気を癒したり、空気を作ってくれるなど、その恩恵は計り知れないものがあります。目にするだけでも木々や花々は癒しを与えてくれますし、木々のせせらぎも心休まります。

一口に不眠に効くハーブといっても様々で、食用として利用できるもの、香りを楽しむだけで食べると危険なもの、どちらも可能なものといった分類ができます。

不眠にハーブを活用する場合、ハーブティーとして味わったり、アロマテラピーとして香りを楽しんだりする活用法があります。アロマテラピーは別ページで解説しているので、ここではハーブティーなどの飲用に絞って解説したいと思います。

不眠とハーブの薬効

不眠とハーブで、まず知っておくべきことは、ハーブには薬効が強いものがあるということです。ヨーロッパでは医薬品として扱われていても、日本においては、そのほとんどが食品に分類されています。ですから、つい安心して摂取しがちですが、薬を服用しているという気持ちで飲んだほうがよいかもしれません。

不眠に役立つハーブ・セントジョーンズワートは、抗うつ薬に匹敵するような効果があります。これは、実際にうつ病に処方している国もあるほどです。しかし日本では、あくまで食品の分類であり、摂取するさいは、医師に相談してからにすべきです。

イチョウ葉エキスも薬効の強さで知られています。
脳の血流をよくする効果がありますが、薬との相互作用など、十分気をつけて摂取する必要があります。

さて不眠に効くハーブとしてはラベンダーやカモミール、ペパーミントなどがあります。不安や緊張をほぐしてくれたり、消化を促進してくれる作用があります。

不眠ハーブ・バレリアン

バレリアンは、不眠に効くハーブとして有名ですね。
バレリアンチンキを角砂糖に100滴くらい染み込ませると、かなりの不眠症対策の効果が期待できます。バレリアンの場合、少量だと鎮静効果がある程度ですが、多量に飲むと十分な催眠作用が期待できるのです。もちろんハーブの副作用はありません。

バレリアンがなぜ不眠に効くハーブなのかというと、脳内のギャバ(GABA)の放出を高める作用があるからです。ギャバとは抑制性神経伝達物質。脳内にあるノルアドレナリン(ノルエピネフリン)やドーパミンなどの興奮性神経伝達物質を抑制して、気分を落ち着かせる働きがあります。

ギャバを強めるものとしては、少量のお酒やベンゾジアゼピン系の睡眠薬があります。またギャバを含む食材としては、玄米、味噌、醤油といったものがあります。不眠症を解消するコツとしては、いかに脳内にギャバを増やすかということになりますね。

バレリアンはそれ単体でも、量を多くすれば不眠に効くハーブとなりますが、ほかのハーブとの組み合わせで、面白い効果が期待できます。ある意実験で、レモンバームとバレリアンを組み合わせたところ、超短時間作用型の睡眠薬であるハルシオンと同等の効果があったそうです。ハルシオンといえば夢遊病の副作用で有名ですが、ハーブにはそういった副作用が一切ないので、試してみる価値はあるかもしれません。

寝る前の飲み物として

不眠のハーブティーのよいところは、緑茶や紅茶と違って、カフェインを含んでいない点です。寝る前の4時間以内にカフェインを摂取すると、不眠症の原因ともなりかねません。しかしハーブティーなら、カフェインを含んでいないので、その点心配はないわけです。いままで紅茶を飲んでいたけれど、不眠が気になるという方は、代替飲み物としてハーブティーをオススメします。

ハーブティーは、刺激物質であるカフェインが含まれないだけではなく、香りがアロマテラピーのように眠気をさそいますし、飲用による薬理効果も期待できます。

睡眠薬を必要としない不眠症対策
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